イスラエル映画のヌーベルヴァーグが、Joseph Cedarの4作目『Footnote』を携えコンペティション部門に登場。監督はこの作品でカンヌのセレクションに初登場です。
タルムード。ヘブライ語の口伝律法。Shkolnik家では代々、エルサレム大学でこのタルムードを学んでいます。しかし、Eliezerとその息子Urielにとってタルムードは不和の種となります。Shkolnik家の若者は仲間たちから一目置かれていますが、純粋主義者で人間嫌いの教授である彼の父親は、息子の成功に嫉妬し傍観者の立場を貫いています。このライバル意識が、「傍観者はコンプレックスなく、また、すべてを文字通りにとらず大笑いしたり微笑むことができる」といったユーモラスな場面を生んでいます。
コメディーであるだけではありません。『Footnote』はヘブライ文化の奥深くまで入り込みます。この映画の舞台はエルサレム ヘブライ大学のタルムード研究科におかれています。小規模で名声の高い、この場所は研究者の間のありとあらゆるライバル意識に満ちています。「難解な分野であっても、私はこの人々に恋し、彼らが私の映画の中心となったのです」
数多くのイスラエルのヌーベルヴァーグの映画と同様、『Footnote』は宗教に言及。イスラエルとパレスチナ間の紛争はかすむ傾向にあり、映画の背景でしかありません。監督たちが興味を持っているのは、イスラエルの日常生活なのです。
T.K.
『Footnote』は、グランテアトルリュミエールにおいて12時と21時45分に上映されます。




























